シードゥのスターターリレーばらしてみました。

ホントによく壊れるシードゥのスターターリレー。

壊れる。

というより消耗品だから定期交換してください。というアメリカンなスタンスです。

ヒューズは飛ぶもの。的な

だから

シードゥはあえて交換しやすい場所にリレーやヒューズがマウントされてます。

スタートボタン押してからの

始動性が悪い。

なんか動きが重たい。

そんなときは、このリレーが怪しい。。。

当店の在庫艇でクランキングが鈍かったため、新品交換したリレーの内部を検証。

やはり、内部の接点が焦げてるのが原因。

日本人的には、焦げる=トラブってる ですが

欧米的には、焦げる=消耗 という考えなのかなのでしょうね。

国が違えば文化が違う。

文化を理解できるようになれば、輸入艇はオモシロイ☆

中古のジェットボートを整備する。ということ。[船舶番号235-45281]

長年、親しくさせていただいているマリン業者さんから

「エンジンは始動するものの、前に進まないジェットボートがあるのですが・・・」

と、中古艇の状況をお聞きし、このモデルなら何艇も重整備しているので、ウチなら復活できますよ~

と、満を持して買い取りさせていただいたシードゥの2004年モデルのスピードスター200ちゃん。

すでに何艇も手掛けてますから、先の先までサキヨミできますし、中古パーツもシードゥパーツだけで3000点近く在庫していますので、完売しているパーツがあっても問題ナシ!

金曜日なので、足取り軽く♪工具も軽く♪

作業を始めてマイリマース☆

まずは、このエンジンハッチを取り外さないと何もできないのがスーピードスター200・・・

ところが、このハッチを固定しているボルトが折れます。

しかも、すごくイヤな所で折れます(汗

それが、整備開始の合図みたいなモノです(苦笑

となりのマリンモーターネオの下でスタッフが作業中(^ω^)

慣れているとはいえ、作業しづらい体勢で、アレコレあれこれアレコレ取り外していきます💦

やっぱり乗りっぱなし艇ですねぇ~

ひとすじ縄では行きません(ToT)

お約束のエンジンマウントは、ほぼ全滅だし

↓ドライブシャフトは、まるで海の中から引上げてきたような状態ですし

このサビ錆びのパイプを抜かないと、絶対にエンジンが降ろせないのがジェットボートの宿命・・・

メーカーの2種類の専用工具を試みるも、まったく歯が立たずで

結局・・・

こんな作業を行いまして、取り外せたワケで。

まぁ、よくあります。

そんなこんなで右舷エンジンを救出~☆

左舷エンジンはさらに上級編で、ガチガチに固まっているドライブシャフトを切断せず取り外すという至難に直面し、アレコレ戦いまくりで、写真を撮る余裕もなく予定より2時間オーバーし、2基目を救出~☆

6個のエンジンマウントは5個がNG。

無事だった1個も、いつ切れるかわからないような状態。

ま、これもいつものコトです(苦笑

そしてエンジンは、当店のクリーニング専門スタッフさんにお願いして、塩を落とし、サビを落とし、黒く塗りなおしてもらいま~す☆ 

いや~今回も、気持ちよく汚いエンジンルーム。

水アカ、油ヨゴレ、漏れた冷却水、砂にホコリに、工具まで。

それもこれも10年に渡りオーナーさんを楽しませてきた証ですからね~。

そんな重症の中古艇を復活させる重整備って、楽しい!!!

何艇でもモッテコイヤ!って気分です☆

スピードスター200 310馬力モデルは、スーパーチャージャーなしで燃費も良く、それでもNAエンジンらしく、ビンビン軽快に走りますので、とても良いモデルなんですよ~

今回も、少しカスタムを施して、目立ちたがり屋さんのジェットボートに仕上げたいと思ってま~す(爆音

ではでは続きはまた今度~☆

V型 6気筒 4300ccエンジンを学ぶ (船舶番号230-26419)

ついに組みあがったマークルーザー V6 4300cc のガソリンエンジン。

地元のお客さんが、個人売買で現状のままボートを購入し、1回目の航海で、まさかの海上でエンジンストップ。

エンジンを降ろして原因を調べてみると、、、


まさかの事態💦

この原因は、メンテナンス不良のまま海上へ飛び出し、オーバーヒートして、ヘッドガスケットが吹き飛び、冷却水がシリンダー内部に混入、、、

内部は、やはり大惨事。

ヘッドガスケットが吹き飛んだバンクだけ、見事に大惨事💦

ただ、幸いにも

クランクシャフトは軽傷でしたので、自分の勉強も兼ねて、V6エンジン再生の道を選んだのが、去年の秋。

ジェットスキーのエンジンは数えきれないほど診てきましたが、年代物のアメ車と同じタイプのV6 4300ccを組み上げるのは初めて。

サービスマニュアルを熟読しても、わからないことだらけで

先輩マリン業者さんにお聞きしたり

東京イズミマリーンの番頭さんにドンピシャなアドバイスを頂いたりと

自分の力だけでは組み上げれず

まわりの方々にサポートいただいて、なんとかなんとか

組み上げ完了(感無量

正直、エンジンが始動するかどうかわかりません

船内にインストールして、配線を接続して、キーを回すまではわかりませんので・・・

ドキドキするなぁ~

ただ、これだけは言えますね。

ホントに勉強になりました。

自分のスキルアップになったコトは間違いないわけで

下手な講習会に出るよりも、より実践的にスキルアップできました。

これからエンジンインストールです。

続きはまた今度~☆

さっそく作業に取りかかっております!

先週末、ご来店いただきましてご購入のご意志をお聞きしたHさま。

さっそく半額相当のお申込金をご入金いただき、正式にご成約とさせていただきました☆

そのお気持ちにお答えするべく、本日メンテナンス作業に取りかからせていただきました!

まずはオーディオ関連から~

粘着テープの糊の跡が目立っていたタワースピーカーを取り外しまして

パーツセンターのお掃除スタッフさんにバトンタッチ。

かなり頑固な糊跡らしく、溶剤で柔らかくして、スクレイパーで丁寧に剥がしてくれております☆

1個キレイにするのに2時間近く要するようです💦

こういうカンタンで単純な作業ってなかなかできないんですよね~

スタッフさんに感謝ですm(__)m

続きまして、カップホルダー内にインストールされていた小型ツイーター(小さな白いスピーカー)

なぜか飛び出し取り付けされていて、後付け感が満載でした(ToT)

ここはキレイにインストールしたいので、ホルソー等で取り付け位置を手直ししております☆

続きまして、風よけのためのクリアパネル。

一部にクラックが入っており、前オーナーさんがリペアを施しておられたようですが、動きがよくありません。

各部を点検してみると、どうやら新艇時から、取り付け位置が少しアメリカンな感じだったようで、動きが悪いだけでなく、ムリがかかってクラックを発生させてしまったようです。

取り外しまして、メンテナンスを施したいと思います。

余談ですが、このアクリルパネルキット。

新品で25万円します(ホントです。

値段を知ってから、やけに取り扱いが慎重になりました(^_^;)

新艇時の取り付け不良が原因なので、メーカーさんに負担してもらいたいぐらいですけどね~(ムリムリ)

その他にも、バラストタンクの電動ポンプにメンテナンスを施したり

ボディの一部にゲルコートのカケが見られましたので、パテ埋めしたり、ゲルコートでタッチアップを施したりと、小さな作業を粛々と進めさせて頂いております。

手をかければかけるほど良くなっていくシードゥちゃん。

Hさま~

今しばらくお待ちくださいませm(__)m

シードゥ WAKE230 ファイナルモデル 水上テスト☆

超希少なモデル、シードゥWAKE230ファイナルモデルの水上テストに行ってまいりました~

実のところ、今まで100艇近いジェットボートの中古艇を取り扱ってきた当店でも、ファイナルモデルは初めて( ; ゚Д゚)

なんだか少しドキドキします。。。

ん~WAKE230 のシルエット。

カッコいいですねぇ~

派手なデッキの仕上がりがいかにもアメリカン♪

コンソールに鎮座する液晶パネルがファイナルモデルの証☆

エンジンは255馬力×2基=510馬力!

五百馬力ですよ

ごひゃくばりき。

ゴヒャクバリキって。

そんなにいるのか!

ってつっこみたいところですが、そんなところもアメリカ~ン☆ってことで納得しときましょう。

水に浮かんだウェイク230。

いいですねぇ~

シードゥのフラッグシップとしてのオーラが漂いまくってます☆

そして、待望のトップスピードテストは~

ガソリン満タンで大人3人乗った状態で、メーター読み92キロ!

ハンディGPSでの計測は~

なんと95キロ!

おそるべし510馬力。

ガソリン少なめで、1人乗船だったら100キロ超えますね。。。確実に。

なんだかとっても危なそうに感じますが、水面にピタッと張り付いて走るフィーリングのシードゥ艇は、ふわふわした感じがまったくなくて、恐怖感がないからスゴイ。

むしろ、片手運転で片手スマホで、えっ!95キロも出てたの?って感じでした。

このあたりがシードゥらしいボートの作り込みで、ファンになってしまうところですねぇ~

そしてこのモデルは3つのバラストタンクを装備しており、それぞれのタンクの注水排水がカンタンに行えますので、アレコレいろいろさわって楽しませてもらいました☆

ここ数年、キテるアクティビティの ウェイクサーフィンを意識した片側ウェイクもやってみましたら、船体がかなり傾いて、オッ!この波なら乗れるんじゃね?っ感じのウェイキも立ち上がってました。

いや~

初めてのWAKE230 。

1発で惚れましたね~

遊びを意識したボートづくりのシードゥ。

オーナーになられるHさまが実に羨ましいなぁ~と商売抜きで感じたウェイク230の水上テストでした~

あ。

エンジンや操舵などの基本的な部分は、まったく問題ありませんでしたが、バラストタンク系統やハッチの金具など、細々とした部分に調整や整備が必要箇所が多数ございましたので、速やかに作業を行いまして、この2月中には仕上げれるように段取りしま~す☆

ん~

ん~

WAKE230、もう1艇ほしい!