遠くは北の大地から、ウェブサイトのお写真だけでご成約いただきました、Kさま。
決して安くないお買い物を、オトコマエにドッカンとお振り込みいただきまして、本当にありがとうございますm(_ _)m
先日、水上テストへ行っておりますので、機関に問題はありませんので、大がかりな整備は一切不要の210WAKEちゃん。
シーズン前の油脂類交換などを重点に、メンテナンスさせていただきました。
ジェットスターでは、プラグ、オイル、オイルフィルターなど、消耗品は全て、メーカー純正品を使用☆
社外品がダメ。と言うことはありませんが、水の上の乗り物で大切なのは、パフォーマンスよりも信頼ですからね~
プラグにはカジリ防止を塗布し
白さ輝く新品のオイルフィルターをインストール。
もちろん、左舷側エンジンも同様に作業させていただき
エンジン各部を目で見て、手指で触り、アチコチ点検。
ん?
ココ、気になります↓
ホースが変に膨らんでます。。。
ホースバンドを緩めても、カンタンには外れないので、プライヤーでつまんで
グリグリして、外してみると、、、
アルミのカスがポンポンに詰まってます。
原因は塩化物イオンによる腐食ですね。
ん~
カンタンに言うと、塩害です。
あっ、でも淡水だったら絶対にならない。とは言いきれないの腐食なので、あえて塩化物イオン。と表現しておきました。
さておき
ドリルで穴をホジってみましたが、完全に塞がってるわけではなかったです。
が、何もしなければ、近い将来、詰まってたと思います。
ん~
反対の右舷側も気になりますよね。
ホースを外してチェックしてみると
ん?
左舷より怪しい感じ。
ピックツールを突っ込んでみると
アイヤー
完全に塞がってました。
左舷と同じようにドリルで穴を貫通させまして
高圧のエアーを通して、開通確認↓
プシューっと気持ちよく抜けました
外したホースを戻す際には
シリコングリスを塗布して
これ以上、腐蝕が進まないように対策して、組戻し完了☆
ジェットスキーも、排気レイアウトは同じなので、塩化物イオンで腐食し、ボソボソになってるのは、、、、良くあります。
水質により違いはありますが、塩化物イオンの影響が強いと、腐食で激ヤセしているフィッティングがホースを外すときにポキッと折れることもあります。
シードゥ255馬力以上のモデルに乗ってる方は、一度点検してみてください。
未然の防止は大切ですからね~
さて
整備完了後のエンジン始動チェック↓
まずは右舷。
そして、左舷↓
どちらも、異音や異常はなく、聞きなれない悪いノイズもありません◎
手を施したホースの部分も、キチンと冷却されてますので、問題なし。
水漏れもなく、排気漏れもナシ。
バッチリ合格でひと安心。
なんせ、遠くは北の大地ですから、いつもどおりキッチリ仕上げて、不安要素をなくしておきたいですからね~
さてさて
お次は、電装系を順に診ていきます。
まずは、カーテシーランプ。
昼間撮影の画像ではわかりにくいのですが、黄色の電球色から
白さ輝く、高輝度LEDに交換。
運転席の足元も
左舷ベンチシート下も、まっ白LED。
この210WAKEは、夜間の航行はできませんが、夕方の薄暗くなり始めたころ、ぜひ点灯していただきたいですね、まっ白のカーテシーランプ。
シュッとしてて、Kさまのオーナー満足度上がること間違いありません◎
さてさて
実は、さきほどの動画にもチラッと写っていたのですが、実は右メーター内部のボルトメーターが、動いていません。。。
右メーターを取り外して、アレコレ点検してみました、、、
メーター裏の配線までは12V電圧が来ていましたので、メーター内部に不具合があるようです。
悲しいかな
非分解構造のため、お手上げです。。。
ん?
お。
メインメーターの下に付いているシガライターソケット。
たしか、助手席側の小物入れの中にもシガーソケットが装備されていたはず
ほら。
ってことは、メインメーター下のは、無くてもいいですよね。
ってことで
シガーの代わりに、ボルトメーターを付けてみました。
パッと見、ステッカーの柄とマッチして、溶け込んでます笑
ボルトメーターの動きを動画で見てみましょう。
この方式だと、エンジンを切って、キーをオフにしても、ボルトメーターの電源は供給されてますので、電圧を表示してくれてますから
ボートオーナーなら、みんなが経験する
片付ける時に、メインスイッチを切り忘れて、バッテリー上げちゃう。を視覚的に防いでくれます。
キーをオフにすると動かなくなる、純正メーター内臓のボルトメーターよりも、ある意味優秀ですね。
さて、今日の作業はココまで。
手応えあって、いい感じの整備ができました◎
Kさま~
次回はタワースピーカーの整備予定です。
お楽しみに~