キャブレター

これがジェットスキーのキャブレターです。

鋳物製ボディにステンレス、アルミ、鉄などの金属。ゴム、薄いプラスティック製パーツなどから構成されています。

こいつがなかなか優れものであり、くせものでもあります。

シーズンオフに入るとき、「キャブのガソリンを空っぽにしてます。」

って言う方がたまにいます。

おそらく燃料コックをOFFにしてエンジンが止まるまでかけて、キャブレター内燃料を空っぽにされるんでしょう。

「それ、おしい。正しいようで大きく間違ってます。」

あえて、キャブレター内部を空気に触れさせて、サビや劣化を早めてるだけです。

しばらく乗らないからクルマのガソリン空っぽにしよ~。ついでにエンジン内部のガソリンも焚ききっちゃえ。

「そんなわけないでしょ。」

じゃあどうすれば???

何にもせずに、近くのプロショップへ持ち込みむべし。

2ストと4スト
分離給油と混合給油
川のみと海のみ

ジェットスキーそれぞれにさまざまな使用環境や条件があるから、それぞれに対応した準備が必要なんです。

「そんなのわからんし。」

だから、素人さんは何もしないほうがイイんですって☆

それでも何かしたい!
ってアナタには・・・

今日からできるメンテナンス。

最低でも月に1度はエンジンをかける。

それだけ。

これが最もかんたんで重要なメンテナンスです。

10秒でもエンジンがかかれば、燃料が動き、キャブは働き、ベアリングたちは回転し、オイル潤滑されて、全ての機能がメンテされる。

エンジンは定期的にかけましょう。

と考えながら・・・。

キャブレターオーバーホールを進めていくワタシでした。

あっ!ここもダメじゃん。。。
燃料動かさないからこうなっちゃうんだって。。。怒

Kawasaki STX-1100 BLACK

 
先日まで暖かかったのもどこへやら・・・
 
3月なのに、雪がチラチラ舞う中、水上テストへ出陣。
 
本日は、『カワサキ STX-1100 2000年モデル ブラックペイントを施したBLACKエディション。』
 
すでに商談中なので
 
☆新しいオーナーさんに水上テストを報告するためのブログアップとなっちゃうかな~☆
 
 
画像ではわかりにくいと思いますが・・・
 
強風・雪まじり・低気温
 
決して、水上テスト日和とは言えない日ですが・・・
 
キッチリテストします。
 
 
ドレンプラグを閉めまして
 
 
ハイドロターフマットをまとったジェットは、このアングルがカッコイイんですよねぇ
 
 
ビシッと決まってます★
 
 
さて、お決まりの排気モレ&水モレのチェックは~
 
◎問題ナシ◎
 
 
冷寒時なので暖気運転をしっかりしまして・・・
 
 
 
アイドリングも安定してますねぇ~
 
 
ぶおっ。ぶおっ。っと徐々にアクセルオン。
 
ッテカ
 
イッツモ ぶおっぶおっ ッテカキマスガ
 
チャント ツタワッテルカナァ・・・ブオッ ブオッ音
 
 
低速でホールディングしてカブリ症状が起きないかチェックしたり。
 
ステアリングの操舵角を確認したり。
 
 
 
ロングスパンで走行し、燃料系統に不具合がないか確認したり。
 
 
 
最高速を計測したり。
 
84キロの画像ですが、メーター表記93キロまで出ました・・・ちょっと出すぎでしょ(汗
 
 
 
ワタシの体が冷え切ってしまったこと以外は
 

万事 ◎ニジュウマル◎ で大満足。

 
トニカク サムカッタ・・・
 
 
GPSでの計測は・・・87キロ☆
 
メーター表記、がんばりスギ(恥
 
 
K様、ご期待にそえるコンディションに仕上がってますヨ~
 
あとはトレーラーだけですね。
 
トレーラーを何にするかは・・・要相談ってことで。
 

GTX-LTD 1999

『シードゥーってよく壊れますか?』

ジェットスキーを検討している大半の人がそう質問されます。

ワタシが決まって答えるのは

『いや。よく壊れるんじゃなくて、壊す人が多いんです。』

新しいことに挑戦しつづける会社の製品は、どうしても不具合が発生しやすい傾向がある。

外国艇のシードゥーは、クルマで例えるなら外車になるわけで。

もしもヤナセのようなディーラーが存在しなかったら、マイナートラブルをかかえたメルセデスは山のようになるであろう。

いち早く異常に気が付き、いち早くメンテナンスを施せば、そうそう壊れない。

シードゥーが壊れるのではなく、乗りっぱなしにしたり、小さな異常に気が付いてあげないオーナーが壊すのである。

1年も2年も動かしていないメルセデスを試運転もせず、点検もせず、ヤフオクや友人の紹介で買う勇気のある人はなかなかいないはずだが・・・。

『 ジェットぐらいなら大丈夫だろう 』

という甘い判断で買ってくるのは、とても危険である。

STX-1100-DI

カワサキ STX-1100-D.i. ダイレクトインジェクション の水上テスト
 
このSTX・・・
 
クランクシャフトフルオーバーホール
 
ピストンリング×3 新品
 
いわゆるエンジンフルオーバーホール済ってやつです。
 
だから・・・
 
 
 
水上に浮かべてからが・・・長い。
 
 
 
 
排気モレ・水モレのチェックを行った後・・・
 
ひたすら ならし運転。
 
 
 
 
アイドリングで30分ほどならしてから
 
低速走行で、ダラダラ~っと
 
 
 
 
ダラダラ~っと。
 
ダラダラ~っと。
 
 
 
 
暖かい先週のうちにやりたかったんですが、間に合わずで
 
寒くなった今週、ピュ~ピュ~木枯らしが吹き荒れる最中
 
ひたすら、ならし運転。
 
 
しっかりとならし運転を終えた後
 
チョットだけ高速走行★
 
 
 
GPS 83.3キロ
 
もうチョット伸びそうだけど、ムリは禁物。
 
コイツは大事に大事に育ててやりましょう☆
 
 
 
店に持ち帰った後は、コンピューター診断。
 
 
 
 
インジェクターチェックや吸気系の数値に異常がないか確認して
 
前オーナーさんのときから出てた、警告履歴をクリアーして、完成★
 
キッチリした、中古艇の出来上がり♪
 
あとはお客さまを待つのみデス♪