キャブレターのメンテナンスが完了し、いよいよ水上でのテスト☆
今までのたくさんのエキサイターをリフレッシュさせてきましたが、やっぱり最後は乗ってセッティングするのが、2ストロークエンジの宿命。
というか、水の上を走る乗り物ですから、納艇前は必ず水上テストするのは絶対必須。
まずは、オンザトレーラーで、ジェットポンプから冷却水を取り込んで、水漏れなどのチェック。
同時に、船体へ浸水がないかどうかの確認。
ありがたいことに、水漏れ、排気もれ、浸水もナシ。我ながらイイ仕事、自信満々自画自賛(笑
そろりそろりと水の上へ繰り出し
加速してはアイドリング
また加速してはアイドリング
と、段階的に負荷をかけて、手応えを感じていきます
問題なさそうなので、フルスロットルでの負荷テストへ
いや~
実にイイ♪
吹け上がりに、トルクの谷間もなく、ストレスのないレスポンス。
ストップ状態からのフルスロットル加速も、一瞬だけ出遅れる時がありますが、燃料タンクに追加オイルを入れてるから、濃いめのガソリンのせいだと思いますね。
年代物のエンジンですから、優しくいたわってあげるには、追加オイルを推奨してます。
気になってたジェットポンプも、キャビテーション(空転症状)もほとんどなく、バッチリ合格点!
むしろ、出来すぎて優等生のレベル。
いいわ~エキサイター。
手をかけた分よくなってくれると、可愛くなって愛着わきますね。
倅に操船を交代し、しばらくテスト時間を稼いでもらいます。
数々のボートを操船してきている倅。
けっこう勘がよくて、的確なインプレッションを伝えてくれるので、私目線だけじゃなくて、ユーザーよりの意見がもらえる感じ。
操船を倅に任せたまま、点検のため、エンジンハッチを開けてみると、、、
ん?
左舷エンジンマウント付近が、水でベタベタになってる。
おかしいな?
と、手を突っ込んでみると
明らかに水漏れしてる。
さっきまで、なんてことなかったのに。
走りながらエンジンルームをチェックしてると、チャンバー下部から水漏れ箇所を発見。
原因は、ホースバンドの締め付け不良と
パイロットウォーターラインの詰まりでした。
ジェットには冷却水が回っているかを確認するパイロットウォーター(検水)があります。
ちゃんと出ていたのですが、テスト中に詰まったっぽい。
詰りを取りのぞたら、ゴム質の粘土みたいなモノが出口に集まって、閉塞してしまったようです。
検水が詰まり
水圧が上がり
優しく締め付けてたバンドから、おもらししてたようで、詰りを取って、バンドを増し締めしたら、ピタリと止まりました。た
いや~
ホントに水上テストって大事ですね。
乗って、負荷かけないと、ゴム質は集まらなかったでしょう。
しっかり乗らないと発生しなかったトラブルです。
オンザトレーラーで、自画自賛してる場合じゃない(苦笑)
どこに落とし穴があるか、わかりません。
いつになっても日々勉強。
久々に気付かされた、良いテストでした。
ご成約いただいているIさま。
年代物の中古艇ではありますが、きっちり仕上げて、これからも長くお乗りいただける状態に仕上がりました。
もしも、なにかトラブルが発生しましても、リフレッシュさせていただいたこのエキサイターに関しては熟知してますので、遠隔でサポートできる自信がございます。
ジェットスターでは、中古ボート+安心感。をお届けさせていただくことをモットーにしておりますので、お買い求め後もなんなりとご相談くださいませ☆
あ。
念のため、もう一回パイロット確認しとこ。