先日、仮でエンジン積込したシーレイちゃん。
部品入荷待ちの今、他のことに着手しよう。ということで、温水ヒーターの点検に入りました。
![](https://i0.wp.com/oldblog.jet-star.jp/wp-content/uploads/2020/05/wp-15903188078828379271891058075460.jpg?resize=525%2C394)
エンジン前方、右舷側にひっそりと納められてる、白い箱。
![](https://i2.wp.com/oldblog.jet-star.jp/wp-content/uploads/2020/05/wp-15903187831118573602407410703383.jpg?resize=525%2C394)
これが温水ヒーターユニットです。
箱の中に貯水タンクが内蔵されていて、陸上電源100Vの電熱器で温められて、キャビン内シャワーとかが温水になる。というシロモノ。
でも、日本国内のマリーナや漁港には、陸上電源とかの設備ってありませんので、日本では事実上使えない。
でもでも
この温水ヒーターは2WAYタイプで、もうひとつの温め方式を持ってるスグレモノ。
エンジンを冷やすために、吸い上げた冷却水が温かくなってるから、その熱を利用して、貯水タンクを温める。という仕組み。
![](https://i0.wp.com/oldblog.jet-star.jp/wp-content/uploads/2020/05/wp-1590318782587542368205636748801-scaled.jpg?resize=525%2C394)
白い箱をバラして、出てきたこれが、貯水タンク↓
6ガロン=22リットル
![](https://i0.wp.com/oldblog.jet-star.jp/wp-content/uploads/2020/05/wp-15903187836891059332171283738998-scaled.jpg?resize=525%2C394)
そしてこれが電熱器↓
ってか、職人さんとかが冬の現場で使う、投げ込み式ヒーターと同じ笑
こんなんで温まるのかい!って突っ込みたくなりますが、エンジン熱を利用した温めるモードは常時稼働してるから
ま、これでもいいのかな?
![](https://i1.wp.com/oldblog.jet-star.jp/wp-content/uploads/2020/05/wp-15903187868851197257809198724549-scaled.jpg?resize=525%2C394)
で、ここがエンジンの冷却水が通る通路ですが、海で乗ると海水が通りますので、詰まります。
しかも、メチャクチャ詰まります。
詰まり始めると一気に悪化して、どんどん詰まって、内部の管ほぼ全線、詰まってます。
いろんな道具を駆使して、通路をほじほじ。
![](https://i2.wp.com/oldblog.jet-star.jp/wp-content/uploads/2020/05/wp-15903187846397867404093257796076-scaled.jpg?resize=525%2C394)
1時間ぐらい戦って、トンネル開通☆
でもちょっと出が悪いので、さらにほじほじを続け
![](https://i0.wp.com/oldblog.jet-star.jp/wp-content/uploads/2020/05/wp-15903187858674688680724869691003-scaled.jpg?resize=525%2C394)
ほぼ100%の開通まで復元させてまして
![](https://i2.wp.com/oldblog.jet-star.jp/wp-content/uploads/2020/05/wp-15903187864596615487134503404098-scaled.jpg?resize=525%2C394)
お次は、各部の差し込み口の点検とか、ボロボロになってたフィッティングの再作成。
![](https://i2.wp.com/oldblog.jet-star.jp/wp-content/uploads/2020/05/wp-15903187873871803748753768234811-scaled.jpg?resize=525%2C394)
温水ヒーターユニットを買うと10万円クラスなので、オーバーホールでほぼ元通りになる状態だと判断したので、手間を惜しまずに手を施しました。
![](https://i2.wp.com/oldblog.jet-star.jp/wp-content/uploads/2020/05/wp-15903187878715081623225875540887-scaled.jpg?resize=525%2C394)
最後に、耐圧テストで、フィッティングからの水漏れを確認します。
エンジン冷却水の本管ではないものの、枝の道から水が送りこまれるので、漏れたらたいへんですからね。
漏れるなら、詰まってるほうが、エンジン本体にダメージは与えませんので苦笑
![](https://i1.wp.com/oldblog.jet-star.jp/wp-content/uploads/2020/05/wp-15903188073124599221307120104310-scaled.jpg?resize=525%2C394)
ハイ。
と言うことで、温水ヒーターユニットのメンテナンス完了~☆
![](https://i1.wp.com/oldblog.jet-star.jp/wp-content/uploads/2020/05/wp-1590318810784415178335329498401-scaled.jpg?resize=525%2C394)
メンテに2日くらい要しましたが、新品をアメリカにオーダーしたら、2~3週間。。。
![](https://i0.wp.com/oldblog.jet-star.jp/wp-content/uploads/2020/05/wp-15903188123626940375329236692327-scaled.jpg?resize=525%2C394)
直せそうな状態なら、買うより直したほうがイイ設備です。
![](https://i2.wp.com/oldblog.jet-star.jp/wp-content/uploads/2020/05/wp-15903188128218945906757559887720-scaled.jpg?resize=525%2C394)
元通りの場所にインストールして、これでいよいよ楽しみにしてた、温風ヒーターに取りかかれる◎
![](https://i2.wp.com/oldblog.jet-star.jp/wp-content/uploads/2020/05/wp-15903188132449207980507499222623-scaled.jpg?resize=525%2C394)
温水ヒーターの上に
温風ヒーター。
温かい風が出てくるヤツ、いわゆる暖房ってヤツです。
これを取り付けたくて、どうしても温水ヒーターを早く直したかったんですよね~
次回は、シーレイに温風ヒーターを付ける。の巻きです。お楽しみに~