先日、仮でエンジン積込したシーレイちゃん。
部品入荷待ちの今、他のことに着手しよう。ということで、温水ヒーターの点検に入りました。
エンジン前方、右舷側にひっそりと納められてる、白い箱。
これが温水ヒーターユニットです。
箱の中に貯水タンクが内蔵されていて、陸上電源100Vの電熱器で温められて、キャビン内シャワーとかが温水になる。というシロモノ。
でも、日本国内のマリーナや漁港には、陸上電源とかの設備ってありませんので、日本では事実上使えない。
でもでも
この温水ヒーターは2WAYタイプで、もうひとつの温め方式を持ってるスグレモノ。
エンジンを冷やすために、吸い上げた冷却水が温かくなってるから、その熱を利用して、貯水タンクを温める。という仕組み。
白い箱をバラして、出てきたこれが、貯水タンク↓
6ガロン=22リットル
そしてこれが電熱器↓
ってか、職人さんとかが冬の現場で使う、投げ込み式ヒーターと同じ笑
こんなんで温まるのかい!って突っ込みたくなりますが、エンジン熱を利用した温めるモードは常時稼働してるから
ま、これでもいいのかな?
で、ここがエンジンの冷却水が通る通路ですが、海で乗ると海水が通りますので、詰まります。
しかも、メチャクチャ詰まります。
詰まり始めると一気に悪化して、どんどん詰まって、内部の管ほぼ全線、詰まってます。
いろんな道具を駆使して、通路をほじほじ。
1時間ぐらい戦って、トンネル開通☆
でもちょっと出が悪いので、さらにほじほじを続け
ほぼ100%の開通まで復元させてまして
お次は、各部の差し込み口の点検とか、ボロボロになってたフィッティングの再作成。
温水ヒーターユニットを買うと10万円クラスなので、オーバーホールでほぼ元通りになる状態だと判断したので、手間を惜しまずに手を施しました。
最後に、耐圧テストで、フィッティングからの水漏れを確認します。
エンジン冷却水の本管ではないものの、枝の道から水が送りこまれるので、漏れたらたいへんですからね。
漏れるなら、詰まってるほうが、エンジン本体にダメージは与えませんので苦笑
ハイ。
と言うことで、温水ヒーターユニットのメンテナンス完了~☆
メンテに2日くらい要しましたが、新品をアメリカにオーダーしたら、2~3週間。。。
直せそうな状態なら、買うより直したほうがイイ設備です。
元通りの場所にインストールして、これでいよいよ楽しみにしてた、温風ヒーターに取りかかれる◎
温水ヒーターの上に
温風ヒーター。
温かい風が出てくるヤツ、いわゆる暖房ってヤツです。
これを取り付けたくて、どうしても温水ヒーターを早く直したかったんですよね~
次回は、シーレイに温風ヒーターを付ける。の巻きです。お楽しみに~