230WAKE セミファイナル 大規模メンテナンス記録③ (船舶番号242-30473)

張替えシートが出来上がるまでに山盛りの作業を終えないといけない230WAKEセミファイナル。

まずは、エンジン搭載の準備のため、エンジンルームのクリーニングに入ります

クリーニング。って言っても、ひたすら手作業でブラッシングして、垢や油汚れを落としていきます

こういう作業って、けっこう大切でして

掃除していると、異変がある部位を見つけることができたりするのです

例えば、こんなトコとか

インタークーラー冷却用の通路です。

アルミで出来ているインタークーラーは、海水と反応して、アルミを腐食させますので、その残骸がホース側に残り、動脈硬化のような症状を引き起こします。

このままだと、せっかく新品のインタークーラー入れても、本来のパフォーマンスを発揮できなくなったり、いずれ不具合が発生する原因となる恐れもありますので、キチリ取り除いて、キレイにしておきます。

それ以外にも、いろいろ細かな不具合!?を見つけることができるので、クリーニングって、メチャクチャ大切。

たかが掃除、されど掃除です。

ってことで、2時間近くかかって、エンジンルーム内のクリーニングが完了~

なかなか惚れ惚れするキレイさになりました。

いよいよエンジン搭載へ工程を進めます

交換すべきセンサーを交換し

ゴム製品で劣化が見られた部分も交換・対策を施して

汚れ落としをして、はがれていたエンジンの塗装もタッチアップでリペイント。

オイル交換、フィルター交換、プラグももちろん交換。

全てやり切ったエンジンを、いよいよインストールです。

もうかれこれ、何基のエンジンを降ろして、搭載してきたでしょうか・・・

たぶん、日本で1番ジェットボートのエンジンを揚降しているショップのような気がします・・・

とは言っても、毎回同じ状況。というわけではなく

1基1基、位置合わせなどで、コツが要りますので

積込み作業は、慎重に時間をかけて施工します

ふ~

キレイに納まりました。

エンジンマウントも新品に交換して

ドライブ系統の要、カーボンリング&サポートリングも新品に交換して、超リフレッシュ☆

これから、安心して長く乗れる状態にアップデート完了。

せっかくエンジン系統をシャキッとさせてんだから~

ジェットポンプは~

なんと~

新品投入!!!

10万円×2個=20万円の投資です(汗

ん~

マジマジと見ると、やっぱり新品はいいですねぇ~☆

インペラは石噛みや電蝕などの傷みがまったくないイイ状態で、問題なく使用できるモノでしたので、そのままインストール。

っと、ちょうどエンジン搭載と、ジェットポンプのお話になりましたので触れておきます

こんなドレスアップを施しました↓

めちゃ明るいLED水中ライト

当店で、フルメンテナンスして、シートも張り替えたようなボートには、決まってこのメーカーのLEDを投入してます。

水中だと、妖艶でけっこうイイんですよねぇ~

ま、操船してる人には、ぜんぜん見えませんが(笑

でも、走ってる姿がカッコイイならOK☆

そういうのも意識して作っております。

まだまだ続く、230WAKEセミファイナルのフルメンテ。

次回もお楽しみに~