2サイクルジェットの修理、実はかなり得意なんです。

ジェットスター☆タグチです。

数年前、G県のMさまにお買い求めいただいたSTX-1100ちゃん。

お買い求めいただいたときも、かなりキレイな状態の中古ジェットでございましたが、あれから5年以上経過しているにも関わらず、当時とま~ったく変わらず

いや、むしろ昔よりキレイになってない!?と思わせるぐらい

すばらしいコンディションをキープされてるMさま。

しかもですよ

100%海でしかお乗りにならないのに、汚れがちなエンジンルームもスバラシクきれいな状態を維持されてます( ゚ェ゚)

新しいモデルをお乗りのオーナーさまにも、見習って・・・イヤ失礼。

さて、そんなMさまですが

いよいよシーズン入りされる。ってことでエンジン始動を試みたところ

シャシャシャッと、セルモーターの音だけがむなしく響いてる症状。

 

 

「いや~この音、なつかしい響きデスねぇ~」

「リダクションギアが固着してるんでしょうね~」

2サイクルエンジン時代には良くあったトラブルなんですよねぇ~

ってことで、フライホイールカバーを外して点検してみると・・・

ギョッ!

ギョギョギョッ!(サカナクン風

なんじゃこりゃぁ~!(松田優作風

 

さておき。

クランクシャフトのオイルシール吹き抜けでしょうか。

トンでもなく汚れてます。

これが原因でリダクションギアが固着しているわけですね。

ブレーキクリーナー1本を使い切るほどのクリーニング作業に没頭し、めちゃくちゃ手が汚れていましたので、作業途中の画像をとることができませんでしたが

エンジンの下に置いたトレーに残る汚れ加減で、いかに酷かったかをお察しください( ´∀`)

もちろんクリーニングしただけでは、固着していたギアは動くようになりませんので、アレヤコレヤの作業工程をこなし、無事にリダクションギアが動き、クランキングできるようになったSTX-1100ちゃん。

 

本来であれば、フライホイールを外して、リダクションギアを新品交換すべきですし

 

もっと言うなら、エンジンを降ろして、クランクシャフトオイルシールを交換すべきでしょうが

ジェット本体の価格と、整備代のバランスがありますので、できる限り安価に直せる道を選択させていただいたのです(^з^)

 

Mさま~

まだまだ3年は乗れますので、2020年東京オリンピックはこのSTX-1100に乗りながら楽しんでくださいね(謎

 

お引き取りのスケジュールが決まりましたら、ご連絡よろしくお願いします☆