230WAKE リメイク物語2 (船舶番号235-49167)

2基のエンジンを下ろして、リメイク開始となった230WAKE 2010年モデル。

エンジン内部に損傷はありませんが、細かな部分では限界が来ていたようで、、、

パーツセンタースタッフにエンジンのクリーニングをお願いしつつ

あれこれ細かく点検していきますと

まずはコチラ↓エキゾーストマニホールド~

接続部分の塩害腐食が始まっていました。

このまま使用していると、近い将来必ず

排気漏れを起こすことが予想されますので、要交換ですね。

続きまして

セルモーター↓

電流が流れるケーブルを固定している部分がサビで固着してしまい、ケーブルが外れません。

少しゆるんだ位置でサビて固着していますので、増し締めするか外すか。の2択。

少し強めに力を入れると・・・折れてしまいました。

これもまた、要交換ですね。

続いて、スロットルケーブル系統。

230WAKEには、パーフェクトパスというクルーズコントロールみたいなの機能が付属していますが、この子は動作させるモーターが撤去されていたので、動かすことができません。

さらに、そのコントロールケーブル支えるステーもガッチガチの固着状態。。。

ここまでアカンと気持ちよく諦めつきますね。

そもそも、パーフェクトパス自体が正常に動いても、操作が難しく使いづらいため、当社で販売させていただいたパーフェクトパス艇オーナーの99%が使っておられません。

つまり、使わずの扉です。

ってことで、この230WAKE艇のパーフェクトパスは、潔く全撤去~

さてさて、エンジンのクリーニングが進み、再塗装の段階へ進みました。

マスキングテープで養生し、黒く塗り直してお化粧直しです。

そのエンジンをインストールする船内はというと、、、

ご覧の通り、キレイさっぱり☆

↓こちら掃除前。。。

もうあの頃には戻れませんね苦笑

まだまだホースや配線などのレイアウトは、そのままですので見やすく作業がしやすいレイアウトに変更し、スッキリしたエンジンルームに変貌させます。

と、その前にドライブシャフト系統を見ると・・・

この世代の230WAKEや210WAKEには、ジェットスキーにはナイ、ロープ巻き付き防止装置みたいなものがついています。

これはコレでイザというときにたいへん心強い、隠れた装備ですが・・・

オーバーホールの際は、この子がとてもクセモノで(汗

シャフトとシャフトカラーとセットで取り外すことに。

というのも、水の中で働くドライブシャフトは、うっすらとサビを帯びることも多く、サビの付き具合では、シャフトが太くなっててまして

シャフトカラーから抜けなくなることもシバシバ・・・

で、シャフトカラーごと取り外して、力の掛けやすい船外で分離させる作業になります

ドライブシャフトだけななったところで、サビを徹底的に取り除きます。

パーツセンターとして、日々クリーニング作業を行ってるので、慣れた手つきでクリーニング完了☆

右舷、左舷とすべて2つのツインエンジンモデル。

やることは2倍ですが、その分出来上がりの喜びも2倍☆☆

ん~

ここらあたりで、リメイク作業もやっと20%ぐらい進んだかな~?

まだまだ先は遠いzeeee

続きは、また今度~☆