210チャレンジャー☆納艇前整備&水上テスト☆

台風予報を考慮し、濁った河川ではありますが、なんとか水上テストへ行ってきた210チャレンジャーちゃん。

その前日、納艇前の整備としてオイル交換等を施させていただきました。

使用するオイルはシードゥ純正品

オイルフィルターも、もちろんシードゥ純正品

スパークプラグもシードゥ指定のNGK製DCPR8E。

少しだけお値打ちな社外品も販売されておりますが、ウチは絶対に使用しない主義なんですが、なぜかというと。。。は後ほど。

淡水のみで使用されていたチャレンジャーですから、エンジンルームもたいへんキレイな状態で、整備する気持ちも引き締まります。

オイルを抜きとりつつ

スパークプラグの交換しつつ、焼け具合のチェック。

とてもキレイな焼け具合で、イイ状態であることを確認。

新品のスパークプラグを組み付ける際は、カジリ防止グリスを塗布しまして、プラグが外れなくなるトラブルの未然防止。

さて、オイル交換と同時に行うのが

オイルフィルターの交換。

画像の奥が取り外したもの

画像手前が 新品の純正品。

あれ?なんかおかしい。

何かが足りない。

ん?

ふと気になって、オイルフィルターが入っていたカートリッジの中をのぞくと・・・

まさか!

こんなところに!

フィルターの上下に付いている、ゴムパッキン。

フィルターを外す際に、エンジン側に付いたままになってました。

10年以上で500艇以上の中古シードゥ艇と携わってきましたが

シードゥ純正のオイルフィルターで、こんなことは1度も起きたことがありません。

(ホントです

ちなみに

反対側のエンジンは・・・

フィルターカップ側にパッキンが貼りついてました。。。

外れやすいんでしょうね。

クルマ屋さんとかは、社外のフィルターを使用する人が多い傾向があります。

しかも、数えるほどの整備経験しかナイので、まさかゴムパッキンが外れている。

なんてことも気がつかず

そのまま新品をインストールしてしまい、ゴムパッキンをダブルで効かせ、大事(オオゴト)になった事例を耳にしたことがあります。

経験値の浅いクルマ屋さんやオーナーさんに

「素人さんがメンテナンスをするなよ~」

とは言いませんが、せめて純正品を使用して欲しいですよね。

当店とお付き合いあるジェットショップさんで社外品を使用するお店って見たことがありません。

そんな小さなところで利益を求めて、大きなリスクを負ったりしませんからね~

オイルもプラグも同じ。

メーカー純正品が1番安心。

さてさて、エンジンオイル&フィルター&プラグの交換、各部の目視点検を行いまして

お次は、やはりココ。

冷却水が通るフィッティングですが、詰まりやすいので、必ず点検します。

ピックツールで、詰まりを確認し

さすが、淡水モノ&使用時間が短い、中古艇。

まったく詰まりがありませんでした。

もちろん反対側のエンジンも~

プスっと。

最後に、バッテリーも新品に交換し、試運転の準備万端!

先週のゲリラ豪雨で、たくさんのゴミや浮遊物が多くなってるだろうなぁ。と、ビクビクしながらゲレンデへ!

ゴミを覚悟してゲレンデに来たものの、予想外に少なく、違う意味で驚きつつ

オンザトレーラーのまま、エンジンを始動し

オイル交換した部位のオイル漏れがナイか確認しつつ、冷却水モレや排気モレのチェック!

バッチリ問題なしで、いざ水面へ~

台風の影響で、風が強め。

でも、ゴミが浮いていないことに喜びを感じつつ、いざ参ります!

強風で河川なのに珍しく水面がバタついてまして、一部ブレブレの動画で見づらくなっておりますが、ご理解くださいませ。

最高速は、メーター上で53と表示されておりますが、キロではなくマイル表記でございます。

スマホのGPS計測では、85.5km/h を記録しております。

バッチリ合格点のスバラシイ結果でした。

210チャレンジャーは、日本国内に数艇しか存在しておりませんので、たいへん希少なモデルでございます。

状態も良い艇体でございますので、今後も大切にお乗りいただけることを願っております。

台風が過ぎ去りましたら、船体のクリーニングと磨き、そしてワックス仕上げを施させていただきまして、マリーナさんへお届けさせていただきます☆

この度は、お買い求めいただきまして、誠にありがとうございました。