エキサイター1430、いよいよ水上テスト(船舶番号230-42148)

キャブレターのメンテナンスが完了し、いよいよ水上でのテスト☆

今までのたくさんのエキサイターをリフレッシュさせてきましたが、やっぱり最後は乗ってセッティングするのが、2ストロークエンジの宿命。

というか、水の上を走る乗り物ですから、納艇前は必ず水上テストするのは絶対必須。

まずは、オンザトレーラーで、ジェットポンプから冷却水を取り込んで、水漏れなどのチェック。

同時に、船体へ浸水がないかどうかの確認。

ありがたいことに、水漏れ、排気もれ、浸水もナシ。我ながらイイ仕事、自信満々自画自賛(笑

そろりそろりと水の上へ繰り出し

加速してはアイドリング

また加速してはアイドリング

と、段階的に負荷をかけて、手応えを感じていきます

問題なさそうなので、フルスロットルでの負荷テストへ

いや~

実にイイ♪

吹け上がりに、トルクの谷間もなく、ストレスのないレスポンス。

ストップ状態からのフルスロットル加速も、一瞬だけ出遅れる時がありますが、燃料タンクに追加オイルを入れてるから、濃いめのガソリンのせいだと思いますね。

年代物のエンジンですから、優しくいたわってあげるには、追加オイルを推奨してます。

気になってたジェットポンプも、キャビテーション(空転症状)もほとんどなく、バッチリ合格点!

むしろ、出来すぎて優等生のレベル。

いいわ~エキサイター。

手をかけた分よくなってくれると、可愛くなって愛着わきますね。

倅に操船を交代し、しばらくテスト時間を稼いでもらいます。

数々のボートを操船してきている倅。

けっこう勘がよくて、的確なインプレッションを伝えてくれるので、私目線だけじゃなくて、ユーザーよりの意見がもらえる感じ。

操船を倅に任せたまま、点検のため、エンジンハッチを開けてみると、、、

ん?

左舷エンジンマウント付近が、水でベタベタになってる。

おかしいな?

と、手を突っ込んでみると

明らかに水漏れしてる。

さっきまで、なんてことなかったのに。

走りながらエンジンルームをチェックしてると、チャンバー下部から水漏れ箇所を発見。

原因は、ホースバンドの締め付け不良と

パイロットウォーターラインの詰まりでした。

ジェットには冷却水が回っているかを確認するパイロットウォーター(検水)があります。

ちゃんと出ていたのですが、テスト中に詰まったっぽい。

詰りを取りのぞたら、ゴム質の粘土みたいなモノが出口に集まって、閉塞してしまったようです。

検水が詰まり

水圧が上がり

優しく締め付けてたバンドから、おもらししてたようで、詰りを取って、バンドを増し締めしたら、ピタリと止まりました。た

いや~

ホントに水上テストって大事ですね。

乗って、負荷かけないと、ゴム質は集まらなかったでしょう。

しっかり乗らないと発生しなかったトラブルです。

オンザトレーラーで、自画自賛してる場合じゃない(苦笑)

どこに落とし穴があるか、わかりません。

いつになっても日々勉強。

久々に気付かされた、良いテストでした。

ご成約いただいているIさま。

年代物の中古艇ではありますが、きっちり仕上げて、これからも長くお乗りいただける状態に仕上がりました。

もしも、なにかトラブルが発生しましても、リフレッシュさせていただいたこのエキサイターに関しては熟知してますので、遠隔でサポートできる自信がございます。

ジェットスターでは、中古ボート+安心感。をお届けさせていただくことをモットーにしておりますので、お買い求め後もなんなりとご相談くださいませ☆

あ。

念のため、もう一回パイロット確認しとこ。