V型8気筒5700ccエンジンを積む。(船舶番号240-67741)

なんかオシャレな感じが出てる、このクルーザー。

実は、エンジンが入っていません。

ほら。カラッポ。

ジェットスターの在庫艇として、新しく仲間入りしたシーレイちゃん↓

V型8気筒5700ccというビックなエンジンを搭載していましたが、エンジン不調の状態で入荷したので、せっかくなら・・・

新品のエンジンを搭載して、長く安心して乗れるシーレイに仕上げるZO!

と、クルマが買えるほどの予算を投じて、新品のエンジンを本国アメリカで購入☆

航空便を使って空輸し、2週間ほどで到着~

早速、補器類などを組み付けに取り掛かりましたが

新品のエンジン買うとダメですね~

せっかくだから。的な感じになってしまい、他の部品もドンドン新品投入したくなりまして

セルモーター

各部センサー

サーモハウジング

エキゾーストマニホールド

各部プーリー

などなど・・・

気がつけば追加パーツに30万円超・・・

コロナの影響もあり、部品が届くまで2週間以上待たされて・・・

やっと、やっと、やっと

胸を張ってお見せできる、素晴らしいエンジンが出来上がりました。

暑くなく、風も無風の予報が出てる日を狙って、いざエンジンルームへ搭載!

400キロ近いエンジンを船内の深い場所にインストールするには、やはりクレーン車での作業になります

船内近くへ移動させるには、大胆な動きで吊り上げますが

船内に納まり始めると

慎重に慎重に、アチコチに気を配りながら、ゆっくりと工程を進めて行きます

このシーレイちゃんは、エンジンルームの開口がとても大きく

とてもエンジン積込みがしやすくて、イイボートですねぇ~

とは言っても、エンジンマウントが船内にトン乗せできると

ココからは1㎝単位でのエンジン位置の調整に入ります。

エンジンの位置を決める、芯出し作業。

コレとても大切な作業です。

この3種の神器を使います。

芯出し棒 と ハンマー そして、グリス。

まずは、芯出し棒の先端に グリスを塗布し

エンジンのメス側に向けて~

グィッと差し込みます

この時に、上下左右の位置が正しい位置にいないと、先端に塗ったグリスに、干渉した痕跡が残ります。

この抜き差し作業を、繰り返して

エンジンの高さを調整し

また、差し込みを繰り返し・・・

15分経過・・・

30分経過・・・

アカン。ぜんぜん位置が合わない。

いいとこまで行くものの・・・納得できるレベルにならない。

そのうち、画像を撮影してる余裕がなくなってきて

それでも何度も挑みましたが

ドンピシャに来ない(苦笑

エンジンを新品にしたからでしょうねぇ・・・

チョチョッとした調整ではムリでしたねぇ・・・

結局。

エンジンの高さを調整するシムを調達して、後日リトライとなりました。

ま、ゴリ押しで、積み込んでもイイコトありませんから、芯出しはキッチリ抑えたいと思います。

大切な商品ですからね。

続きをお楽しみに~☆