2基のエンジンを下ろして、リメイク開始となった230WAKE 2010年モデル。
エンジン内部に損傷はありませんが、細かな部分では限界が来ていたようで、、、
パーツセンタースタッフにエンジンのクリーニングをお願いしつつ
あれこれ細かく点検していきますと
まずはコチラ↓エキゾーストマニホールド~
接続部分の塩害腐食が始まっていました。
このまま使用していると、近い将来必ず
排気漏れを起こすことが予想されますので、要交換ですね。
続きまして
セルモーター↓
電流が流れるケーブルを固定している部分がサビで固着してしまい、ケーブルが外れません。
少しゆるんだ位置でサビて固着していますので、増し締めするか外すか。の2択。
少し強めに力を入れると・・・折れてしまいました。
これもまた、要交換ですね。
続いて、スロットルケーブル系統。
230WAKEには、パーフェクトパスというクルーズコントロールみたいなの機能が付属していますが、この子は動作させるモーターが撤去されていたので、動かすことができません。
さらに、そのコントロールケーブル支えるステーもガッチガチの固着状態。。。
ここまでアカンと気持ちよく諦めつきますね。
そもそも、パーフェクトパス自体が正常に動いても、操作が難しく使いづらいため、当社で販売させていただいたパーフェクトパス艇オーナーの99%が使っておられません。
つまり、使わずの扉です。
ってことで、この230WAKE艇のパーフェクトパスは、潔く全撤去~
さてさて、エンジンのクリーニングが進み、再塗装の段階へ進みました。
マスキングテープで養生し、黒く塗り直してお化粧直しです。
そのエンジンをインストールする船内はというと、、、
ご覧の通り、キレイさっぱり☆
↓こちら掃除前。。。
もうあの頃には戻れませんね苦笑
まだまだホースや配線などのレイアウトは、そのままですので見やすく作業がしやすいレイアウトに変更し、スッキリしたエンジンルームに変貌させます。
と、その前にドライブシャフト系統を見ると・・・
この世代の230WAKEや210WAKEには、ジェットスキーにはナイ、ロープ巻き付き防止装置みたいなものがついています。
これはコレでイザというときにたいへん心強い、隠れた装備ですが・・・
オーバーホールの際は、この子がとてもクセモノで(汗
シャフトとシャフトカラーとセットで取り外すことに。
というのも、水の中で働くドライブシャフトは、うっすらとサビを帯びることも多く、サビの付き具合では、シャフトが太くなっててまして
シャフトカラーから抜けなくなることもシバシバ・・・
で、シャフトカラーごと取り外して、力の掛けやすい船外で分離させる作業になります
ドライブシャフトだけななったところで、サビを徹底的に取り除きます。
パーツセンターとして、日々クリーニング作業を行ってるので、慣れた手つきでクリーニング完了☆
右舷、左舷とすべて2つのツインエンジンモデル。
やることは2倍ですが、その分出来上がりの喜びも2倍☆☆
ん~
ここらあたりで、リメイク作業もやっと20%ぐらい進んだかな~?
まだまだ先は遠いzeeee
続きは、また今度~☆