230WAKE リメイク物語 (船舶番号235-49167)

神奈川県のマリーナさんからお譲りいただいた230WAKE。

パッと見はイイ感じな子ですが、やはり海で使用されていた海100%モノ。

気になるところが盛りだくさん。ってことで、いつものごとく大規模メンテナンスを施すことにいたしました☆

まずはコレを取り外さないと、始まりません☆

230WAKEのシートたち。

ガラッと雰囲気を変えるため、すべてのピースを張替えしてもらいます。

これだけの数を張替えるとウンジュウ万円・・・汗

でも、せっかくやるですから、ケチケチせずに、トコトンまでやっちゃうのがジェットスターです

さて

シートが取り外されて

スッキリしましたが

スッキリしたのはデッキだけで・・・

エンジンルームをのぞくと

なかなかギッシリしてます汗

どのくらいギッシリかと言うと、、、

足の踏み場がナイ。ぐらいです↓

順番に順番に、ひとつづつ部品を取り外していくこと数時間、、、

画像を撮っている余裕もなく

いきやり吊り上げ作業デス笑

フォークリフトを用いて、二人がかりで声かけあいながら、慎重にエンジンを抜いていきます

ひとまず半分終了~

左舷エンジンがなくなり、スッキリしたエンジンルーム。

ってか、汚れが目立ちますねぇ

こんなに汚れてたら、オイル漏れとか

冷却水漏れとか、初期段階で気がつくと良いことにも気づきませんから、エンジンルームは徹底的にキレイにする性分です。

さて、お次は右舷のエンジン。

この子がなかなかのクセモノでして、、、

正攻法では外れるべきところがまったく外せれず。

ま。

これもいつものコト。と言えばコトですが、いい加減やりなれてきて、歯応えを感じなくなってきた今日この頃(苦笑

サビロックしている、サポートリングをカット刃で切り倒し

強硬な手順で、取り外していきます。

これには理由がありまして、このサポートリングやカーボンリングは、新品に交換しますので、キレイに取る必要はなくて、段取りよく行程を進めることを重視してるんですよ~

そんなこんな作業をガッツリ進めまして

無事、吊り上げまで進みまして

やはり二人ががりで、慎重にシンチョーにエンジンを降ろしまして

ふ~

スッキリスッキリ。

ん~

スッキリしない汚れ具合です。。。

ま、これが乗りっぱなしのジェットボートの現実です。。。

特別このボートが汚すぎる。ってわけでもなく、だいたいこんな感じです。

だから、ウチではエンジン下ろして、徹底的にメンテナンスを施して、安心して販売できる1艇に仕上げるんです☆

むしろ新たな命を吹き込む感じがして、ショップとしてワクワクがとまりません☆

こんなことやってるショップさんも、全国的に珍しいんですよね~

取引先のマリン業者さんたちにも

「しかし、いつもながらスゴい作業やってるよね~」

「知識とか時間とか責任とか考えたら、とても真似できないですよ~」

とお褒めの言葉をみなみなさんから頂きます。

いやいや

誰もやりたがらないから、やるんです。

誰かがやらなきゃ、このボートはダメなボートになっちゃうわけで

まだまだ乗れるジェットボートにリメイクすることが好きなんですねぇ~

さて

お次は、エンジン。

塩だらけで汚れまくってますので、パーツセンターのスタッフと共に、クリーニングして、手直しするとこはシッカリ仕上げていきたいと思いま~す☆

次回をお楽しみに~

あとがき

あまりの暑さに、たとえ少しでも日陰がほしくて、ピットにお尻だけ突っ込んだときの1枚。

やっぱ23フィートって大きい