[業務連絡] 破損したジェットの補修。

先日、ガツンと痛いことになったK様のシードゥ

中から見ると

クチが開いて、外の光が差し込んでますね・・・

このあたり、修理する側としては、とてもやりづらい部分です・・・

エアーソー・ベルトサンダー・エアーリューターなどなどを用いて、作業に取り掛かります

破損個所は船体上側だけじゃなく

船体下側もガチャガチャになっていましたが、その中から一部をエアーソーでカットし、キレイに再インストールできるように切り出しします

元に戻しやすいように、ボソボソになっている部分を削り落としまして

船体側のボソボソになっている部分もベルトサンダーやリューターで切削。

画像では伝わりにくいのですが、結構なトコロまで破損してました・・・

まずはパーツを元に戻します

こんな感じのパテのような粉状のFRP タルクを使って、破損パーツを元位置に納めました

お次は船内側を

削って削って削りまくって

ガラス繊維のシートをポリエステル樹脂で貼り付けていきます

作業中は、手が汚れているのでなかなか撮影できず

FRPシートを2枚貼り合わせたら、こんな感じになりましたが、樹脂が浸透すると色が同化しちゃうので、わかりにくいですね

3枚目のシートで大きく覆いました

樹脂が浸透する前だと、どのあたりを保護しているのか伝わりやすいと思います。

しかし・・・FRP屋さんってたいへんな仕事です。

船内にアタマを入れ、逆さ向きで作業しながら、ツーンと鼻にくるポリエステル樹脂の硬化に追わつつも、我ながらなかなか上手くできて、強度もかなり確保できたと思います。

お次は外側

こちらも破損しているとこをギリギリまで削り落としまして

FRPシートを貼り付けますが・・・

やはり途中経過の画像は撮影できませんでした・・・

いきなり完成です(苦笑

しっかり硬化させるために、太陽光で丸1日、日光浴をしてもらいまして

形を整えます

これもまた、いきなり完成です(苦笑

元々の形にかなり近い形状まで、成形できました。

ペイントを施せば、パッと見ではわからないレベルまで仕上がったと思います

問題の下面ですが、ココの作業は下側からの作業になるため、手間と時間がかかります。

肝心の強度は、内部からかなりしっかり仕上げていますので確保できていると思いますから、外から見た感じをどこまで仕上げきるか。になります。

修理予算とのバランスを考えると、軽めに仕上げることも良いかもしれませんね~

Kさま~

一度現状をご覧いただいて、フィニッシュをどこまで仕上げるか、ご相談しましょう~☆

[業務連絡]ULTRAホワイトのA県Yさま~

お預かりさせていただきましたウルトラちゃんですが・・・

さっそくポンプを取り外しまして

トラブル発生原因を確認いたしましたら~

ステアリングケーブル自体の破損による、操舵の不具合だったようです(汗

ステアリングケーブルを交換する作業になりますね~

中古パーツがナイかな~とパーツセンタ-の在庫を確認いたしましたが、残念ながらございませんでしたので、新品パーツを手配いたしますね~

新品でも12300円+税 ですので、そこまで高額にはなりませんのでご安心ください☆

取り外しついでに

プロペラの状態も確認できましたが、とてもキレイでイイ状態ですね~

ステアリングケーブルを新品に交換されれば、まだ5年はいけますね~

純正部品が入荷次第、作業を進めさせていただきますm(__)m