中古パーツのお話☆インタークーラー編

シードゥの260エンジンモデルの中古ジェットに

「インタークーラー交換済み」

と書かれてるのをよく見ますよね。

よく壊れるインタークーラーを、このジェットはすでに交換してますよ。

という良アピールの意味です。

 

どう壊れるかというと、内部にヒビが入ってしまい、冷却水が漏れちゃう現象です。

内部のヒビですから、目視では確認できませんから、耐圧検査的な点検で漏れを確認します。

↑密閉した空間にエアーを送りこんでいるのに内部が割れているからブクブクと泡がでちゃいますね。

 

水上オートバイは、その名の通り 水上で使う乗り物です。

陸上でエンジンかけただけでは何もわかりませんから、適したテストがとても大切☆

ちなみに・・・

インタークーラーが壊れる原因は、いまだに解明されていません。

ジェットスターでもいろいろ分析してみましたが

海水環境でも淡水環境でも起こる

暖かい地域の人も寒い地域の人も起こる

新品入れて3回しか乗っていない人でも割れる場合もありますし

海水環境で5年乗り続けても割れない人もいます。

当時、当店でも続発していましたので、さまざまな調査を行いましたが、共通の原因らしきモノが見つからなくてとても困った記憶があります(困

また、この現象は日本だけでなく世界中で起きてるので、SNSで怒りまくってる人の動画が流れてるのをチラホラ見ます。

ちなみに

300系のエンジンになっても割れる場合もあるようですね。

水漏れすると、エンジンに水を吸わせながら走るのですが、海で乗っている人は、海水を吸わせて走るわけですから、高価なスロットルボディやセンサーを壊しまくって、エンジン内部をサビサビにして半死の状態にしてしまうこともアリマス。

ジェットのオーナーさんはタマッタもんじゃありませんが、販売している全国のショップさんも、そのジェットに関わっただけで、何か失敗したわけじゃないのに、なんだかいい迷惑です(苦笑

ちなみに

ジェットスターの中古ジェット&ジェットボートは、全てインタークーラーを新品にしてから納艇していますが、信頼できるショップさんなら、耐圧テストを行ったり、やはり新品に交換して商品化していると思いますよ~。

中古艇でもプロショップで買えば安心がついてきます☆